消防法によって義務付けられている非常用電源(自家発電装置)の設置。災害に強い医療現場を実現するため、またBCP対策としても自家発電装置は欠かせません。ここでは、そんな自家発電装置と蓄電池の違いについて解説します。
自家発電装置とは
常用自家発電設備と非常用自家発電設備がある
消防法と建築基準法により、病院では非常用電源の設置は必須となっています。非常用電源の確保には自家発電設備や蓄電池が必要で、自家発電方法には太陽光発電やガスタービン発電装置の自家発電設備などがあります。
また、自家発電装置には「常用自家発電設備」と「非常用自家発電設備」と2つのタイプに分けられ、設置目的や用途で使うタイプが変わってきます。常用自家発電設備は常に稼働状態にある自家発電で、平時はもちろん停電時の発電も可能になります。非常用自家発電設備は、電力会社からの電力供給が途絶えてしまった際の予備稼働の為の自家発電です。
停電時にタイムラグや分断が生じる
非常用自家発電設備は、災害や事故など、なんらかの理由で電力会社からの電力供給が遮断された場合に自動的に発電が開始される設備です。ただ、スムーズに切り替えられるわけではなく、切換前に数十秒ほどの停電が発生します。
ディーゼルエンジンやガスタービンなどの原動機を使って電力を供給するので、長時間の電力確保が可能な一方、停電時にタイムラグや分断が生じるというデメリットも…。突然の中断は電子機器に異変を起こす可能性もあり、また医療現場では治療をストップさせることになり人命に多大な影響を及ぼしかねません。
蓄電池との違い
発電装置と蓄電池には、下記のような違いが挙げられます。
発電装置
- 燃料(ガソリン・ディーゼルなど)を使用しての発電が可能
- 長時間の電力確保が可能
- 発電するためには燃料の補給が必要
蓄電池
- 電力を蓄えておけるため、電力供給に燃料が必要ない
- 発電機と比べて、大量の電力を供給するのは難しい
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突然の電気トラブルでもタイムラグ・分断なし
医療機器にそのまま使える医療用蓄電池は、必要な電力を確保・提供するだけでなく、突然の停電でもタイムラグ・分断なしで使えるといったメリットがあります。バックアップ電源として30時間以上使え、コンパクト設計であることから様々な場所での診療や処置を可能にするなど、突然の電気トラブルから医療現場を守ります。大切な機器を破損させることなく、安定的・継続的に治療を行えることからも、災害に頼りになる存在と言えるでしょう。
株式会社ナユタ
より安心の体制に
停電による医療機器の突然の作動停止は、命に関わるほど重大な事態を引き起こしかねません。特に手術など緊急性の高い治療中での電力供給のストップは致命的な事故につながります。 停電対策として自家発電装置は必須ですが、タイムラグや分断が起こるデメリットを考えると不十分と言えます。無瞬断で電力を供給できる医療用蓄電池もあわせて導入すると、より安心して治療に専念できるでしょう。
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