24時間体制でのモニタリングと集中治療が必要な重症患者が入室する集中治療室では、電力供給の停止は命に関わります。ここでは、停電によるトラブル事例を基に、停電対策に有効な医療用蓄電池についてご紹介しています。
集中治療室が停電したら、どうなる?
- 人工呼吸器や人工透析が使用不可になる
- ベッドサイドモニタなど患者の状態の把握ができなくなる
- ICUでの処置が必要な患者がいても入室できない
実際に起きた停電トラブル事例
自家発電装置の不具合、非常電源装置の電力枯渇
大阪府北部地震の影響で電力の供給が遮断され、手動で自家発電装置に切り替え電力の供給を保持しようとしたものの、不具合のため停電が発生。非常用電源に切り替え不要な電源の使用を控えたものの、通常電源が復旧するまでに要した3時間は持たず、手術室やICU、補助循環装置を使用している場所に停電が発生しました。あらかじめ非常用電源枯渇時の停電に備えてスタッフを配置し、手動で処置するなど対処しています。
集中治療室の停電時でも…
「止まらない医療」を実現するなら医療用蓄電池の導入を
自家発電装置の不具合、非常電源装置の電力枯渇
大阪府北部地震の影響で電力の供給が遮断され、手動で自家発電装置に切り替え電力の供給を保持しようとしたものの、不具合のため停電が発生。非常用電源に切り替え不要な電源の使用を控えたものの、通常電源が復旧するまでに要した3時間は持たず、手術室やICU、補助循環装置を使用している施設の電力供給が一時途絶える自体に。あらかじめ非常用電源枯渇時の停電を想定してスタッフを配置し、手動で処置するなど対処しました。
集中治療室に停電対策をするべき理由
生命維持に関わる機器が停止するおそれがある
集中治療室に停電対策をすべき理由として、まず集中治療室では様々な医療機器や電子機器が患者の生命維持や健康管理のために稼働しているという点が挙げられます。言い換えれば、停電によってそれらの医療機器や電子機器の動作が停止してしまった場合、患者が重症化したり、さらに深刻な状態へとつながったりすることが考えられます。
そのため集中治療室では施設が停電したとしても、それぞれの患者に使われている生命維持装置などの医療機器が停止することなく正常に稼働し続けられるよう、必要な停電対策を実行しなければなりません。また、医療用蓄電池などの対策を導入した場合、定期的にそれらの状態をチェックして、必要な場面で異常が発生しないよう管理することも不可欠です。
重症患者の移動ができない可能性もある
集中治療室から一般病棟へ患者を移動させたり、手術後の患者や急変した患者を集中治療室へ移送したりといった業務は毎日のように行われています。しかし停電によって集中治療室の管理に不具合が生じれば、そういった患者の移動を行えなくなるでしょう。
集中治療室は患者の中でも特に身体の状態を集中的に管理しなければならない患者が運ばれる場所なため、どんな時でもそこを正常に活用できる状態に保つことは、結果として患者の生命の保護につながります。
集中治療室に必要な停電対策とは?
患者の安全を確保するため、ICU内には様々な医療機関が整備されています。生命維持装置が常に正常稼働するように、給電停止時における対策だけでなく、そこで使われている装置のトラブル対策も必須です。では、具体的にどのような停電対策を施すべきでしょうか?
非常用電源・UPS・蓄電池を比較
いざというときに役に立つ停電対策は?
災害時の停電対策としては、非常用自家発電装置・UPS(無停電電源装置)・医療用蓄電池の3つが挙げられます。 それぞれのメリット、デメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
非常用自家発電装置 | 電力供給が途絶えても 長時間に渡って予備電源として稼働 |
起動まで10数秒間電力供給が途絶える。点検を怠り、災害時に起動しなかった実例も…。 |
UPS (無停電電源装置) |
電力供給が途絶えても 無瞬断で非常用電源に供給できる |
医療機械を安全にシャットダウンするための機器で、10分程度しか電力供給が持たない |
医療用蓄電池 | 電力供給が途絶えても 無瞬断かつ30時間程度の稼働が可能 |
機器を購入する場合、 初期費用がやや高額(300万円程度) |
メリット | デメリット | |
---|---|---|
非常用自家発電装置 | 電力供給が途絶えても 長時間に渡って予備電源として稼働 |
起動まで10数秒間電力供給が途絶える。点検を怠り、災害時に起動しなかった実例も…。 |
UPS (無停電電源装置) |
電力供給が途絶えても 無瞬断で非常用電源に供給できる |
医療機械を安全にシャットダウンするための機器で、10分程度しか電力供給が持たない |
医療用蓄電池 | 電力供給が途絶えても 無瞬断かつ30時間程度の稼働が可能 |
機器を購入する場合、 初期費用がやや高額(300万円程度) |
株式会社ナユタ
「止まらない医療」の実現なら医療用蓄電池の導入を
集中治療室では、24時間体制で集中治療が必要な救急度・重症度の高い患者が入室しています。そんな緊張感の高い医療現場を支えているのが、モニタリング機器や生命維持装置などの高度な医療機器。患者の容体が急変しやすいことからも、停電などによってこれらの高度な医療機器が一時でも使用不可能になると、重大なトラブルに発展しかねません。電力の供給を止めないためにも、医療用蓄電池の導入がおすすめです。
医療用蓄電池の導入には初期費用が高額ですが、非常用電源のトラブルや電力の保持時間が短いUPSの弱点を補うことができます。安心・安全を追求するなら、電気製品の安全性が確認されているS-JQA認証製品「レムリア」がおすすめです。
下記では、そのレムリアの詳細について紹介しています。月額11万円(税込)のレンタルも可能ですので、まずは実際に使用し、導入について検討できます。
医療用蓄電池「LEMURIA(レムリア)」
当メディアを運営する編集チームが止まらない医療を実現する医療蓄電池として注目したのは、ナユタの「LEMURIA(レムリア)」。
「国内初のS-JQA認証リチウムイオン蓄電装置」「33時間使用可能」「外気ファンの無い構造で故障リスクが低く、メンテナンスも手間いらず」というという特長を持ち、医療現場や介護施設で抱えている課題を解決しうる製品として、ピックアップしました。公式HPページでは商品の詳細やスペックを紹介しています。
【集中治療室編】
LEMULIA(レムリア)の導入事例
総合病院(200床)
対象機器 | ネーザルハイフロー |
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導入の背景
重度コロナ患者を受け入れている病院にて、酸素療法の一つとして使われている機器「ネーザルハイフロー(高流量鼻カニュラ酸素療法)」へのオプションバックアップ電源が無いことに対する不安が懸念されていました。その不安を解消する為、バックアップ電源としてレムリアME3000の導入が検討されました。
導入の効果
ネーザルハイフロー1台に対して約15時間の電気供給が可能であることが判明し、バックアップ電源として十分役立つと判断されました。さらに、レムリアME3000には外気ファンが無いためウィルスが混入する可能性が低く、使用後10日間のウィルス除去待機の必要性が無いなど、運用コスト削減に大いに貢献できることがわかりました。
株式会社ナユタ
LEMULIA(レムリア)をおすすめする理由
- 通常電源や非常電源装置のトラブル時でも生命維持装置が常時稼働できる
- 外気口ファンがないのでレムリア内部への異物・ウイルス混入の心配がない
- 設置工事は不要でコンセントに差し込むだけで使える
集中治療室の停電対策として、LEMULIA(レムリア)をおすすめする理由は主に上記のとおりです。
救急度の高い患者さんが入室している集中治療室では、24時間体制での集中治療がおこなわれています。それに必要なモニタリング用機器や生命維持装置などの高度医療機器の不具合は命にも関わる事から、安定した電力供給体制の構築は必須。レムリアが、停電によるダウンタイムや分断を予防し、機器の安定した稼働を実現します。
また、日本医療福祉設備協会規定では準清潔区域クラスⅢの空気環境(※)に、陽圧や換気回数まで細かく決められています。空気の取り入れや排出口についても適切な措置が求められているので、外気口やファンがないレムリアはうってつけと言えます。
【知っておきたい基礎知識】医療用蓄電池とは?
医療用蓄電池「LEMURIA(レムリア)」
当メディアを運営する「Chiku-MEDI」編集チームが「止まらない医療」を実現する
医療用蓄電池として注目したのは、株式会社ナユタが提供する「LEMURIA(レムリア)」です。
- 厳格な医療機器規格「JIS T0601-1」を取得
- 品質保証の「S-JQA認証」を受けたリチウムイオン蓄電装置
- 33時間の使用可能※(1台で消費電力100Wの場合)
- 外気ファンがない構造で、故障リスクが低く、手入れも簡単
- 様々な医療機器に接続が可能
- キャスター付きで移動も楽々
レンタル費用 | 月額 11 万円(税込) |
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という特徴を持ち、医療現場や介護施設、老人ホームや在宅医療で抱えている課題を解決しうる製品として、ピックアップしました。
下記のページでは詳細や価格、事例なども紹介しています。
※環境によって変化する場合があります。