【導入イメージ】
自家発電装置・UPS・
医療用蓄電池の違い
医療用蓄電池には具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは自家発電装置やUPSと比較して何が優れているのか、災害時の導入イメージをもとに説明します。
自家発電装置の場合
自家発電装置は停電と同時に電力が供給されるわけではなく、40秒程度の空白時間が生じます。一時的に全ての医療機器の機能がストップしますので、人工呼吸器や人工心肺装置など、一瞬たりとも止めることができない機器を取り扱う施設にとっては致命的な事故になりかねません。この空白の時間を生じさせないために、UPSと併用することもあります。
UPS(無停電電源装置)の場合
UPS(無停電電源装置)は無瞬間で切り替え可能な装置で、自家発電装置のように「空白の時間」が生じる心配がありません。ただ、あくまでIT機器を無事にシャットダウンするための装置であり、電力供給できるのは10分程度。自家発電装置などのバックアップ電源ありきの使用になるので、単独で長時間の停電に耐えうる機能性は持ちあわせていません。
医療用蓄電池の場合
医療用蓄電池は、停電が発生した際、空白の時間なしで無瞬断で電力を供給することが可能。しかも、30時間程度とUPSと比べて長時間稼働でき、手術などの緊急時も余裕を持って対応することができます。オペ室や集中治療室といった緊急性の高い医療現場で特に重宝され、法定停電などのバックアップ電源としても用いられることもあります。
重大な災害が起きても、
電力供給の心配をせずに安心して治療に専念できるのです。
「止まらない医療」の実現のためにも、
医療用蓄電池の導入を検討してみてください。